〝気〟の合う場所ではお腹が空かない
時々、パワースポットと呼ばれる場所に行きます。
とにかく空気が軽い場所が多く、息をするのがラクだと感じるので。その名の通り、「パワーをいただける感」が心地よいのです。
世界遺産、熊野古道へ
そしてその中でも、自分と特に〝気〟の合う場所があります。
そんな場所にいると、私の場合、あまりお腹が空かない。そのことに気付いたのは、2008年春に訪れた南紀・熊野古道。
その日、那智の滝を目指して熊野古道をどんどこどんどこ山歩き。思った以上に道のりは長かったけど、体が軽いのでヒョイヒョイ登っていけた気がします。
滝に到着したのは、確か午後。でも全くお腹が空かなかったので、結局お昼を食べずに、そのまま下山しました。
朝食をとって以来、口にしたのは水だけ。途中買い食いもせず、山を登ってもお腹が空かないのは、本当にビックリ。
会社員だった当時の私は激務に追われ、日々の睡眠時間が平均2〜3時間ほどしかなく、体はボロボロ。食べても食べても体重がどんどん減り、体力が著しく低下していました。
そしてもともと、ちょっとの空腹で体に力が入らなくなるような体質。空腹時はよく不機嫌になっているらしく(一般的に珍しくはないと思いますが)、付き合いの長い友人たちからは「ヨセフはお腹が空くと怖い」と言われること、しばしば。という感じだったのに。
ふもとに近くにつれ、空腹感が…
町に戻ってきたのは既に夕方。下界に着くと、目が覚めたように猛烈にお腹が空いてきました。もう耐えきれず、見つけた食堂で丼飯をガッツリいただきました。
「熊野のパワー、ごっつあんですっ!」と実感した一日でした。