水星逆行期に一期一会の思い出リターン
今日7月8日(月)朝8時ごろから、水星が逆行期に入ります。8月1日(木)まで。
水星は、コミュニケーションや情報、交通、ビジネスなどに関わる星。
逆行によって、それらが乱れたり滞ったりすることが起きやすいのですが、活用するなら計画などの見直し・練り直しや、後回しにしていたことをやってみるのに良い時期でもあるし、音信が途絶えていた人からの連絡や再会などがあることも。
突然届いた知らない人からの手紙は…
今年5月の長野旅の時に、長野つながりでふと思い出したエピソードがあったのですが、それは過去の水星逆行期に起こった出来事でした。
今から数年前、知らない差出人から1通の封書が自宅に届きました。
中には数枚の写真が入っていて、何年も前に行った沖縄の西表島で撮ったもの。
それを見て、「あ〜っ!」とすぐに思い出しました。
私がレイキなどを始めるより前のことですが、当時石垣島に住んでいた友人夫妻の所に遊びに行き、ついでに西表島にぶらりと1人で日帰りで渡った時のものでした。
残念ながら、淡い期待をしていたイリオモテヤマネコには遭遇できませんでしたが、その代わりに人懐こいオジサマに出会いました。
西表島に着いてから、水牛車に乗って由布島に行き、そこで沖縄そばランチをしていたら、「テーブルご一緒していいですか?」と声をかけてきたオジサマが。私の父に近いくらいの年齢かと思われます。
人懐こくよくしゃべる方で、長野県から来たと言っていました。
なんでも、首都圏で働いている息子の社員旅行にくっついて来たとか。それで、他の人たちは石垣島でゴルフざんまいだけど、自分はゴルフをやらないので、1人で群れを外れて西表島を観光することにしたとのこと。
旅は道連れ、西表島の観光を都合よく満喫
それから話が弾み、「これからどんな予定ですか? 島でレンタカーを借りていて、1人で観光は味気ないので嫌でなければご一緒にいかがですか?」とのオファーが。
ムムム、ちょっと変わった人だなぁとは思ったし、知らない人についていってはいけないと子供の頃に親から言われているし(ってこの時既にイイ年した大人ですが…)、気を遣うのも面倒だし、でもそのオジサマに〝悪い人の気〟を全く感じなかったので、ちょっとは警戒しつつもお言葉に甘えることにしました。
おかげでその後、路線バスでは時間的に無理だなと思っていたけど行きたかった星砂海岸と西表野生生物保護センターの両方に行くことができました。
結局、私が行きたい所に連れていってくださったという感じ。
さらにオジサマにはソフトクリームもご馳走になる始末。
そんな不思議なご縁とともに西表島で存分に観光を楽しみ、無事に石垣島の港まで戻りました。
おかげで、結果としては楽しい一日となりました。オジサマ、ありがとう!
一日とっぷりとお世話になり、お礼はペットボトルのお茶だけではなんか申し訳ないなとも思い、港に友人が車で迎えに来てくれたので、オジサマの滞在するホテルまで送ることにしました(って、友人の運転なんだけど)。
けれども、西表島行きの船の待ち時間に港の売店で見つけたガチャガチャ(カプセルトイ)を帰りにやりたいと思っていたのを思い出し、友人に「ちょっと港でまだ少し用事があるから、その間にこの方を市内のホテルに送っていただいてもよい?」と勝手なお願いをし、全く初対面の2人を置いて港の建物に翻した私でした。
後に友人と合流した時、その子供っぽい〝港で外せない用事〟を話したら大ウケでした。
私のわがままを、笑って受け入れてくれたオトナな友にも感謝です。
手紙の内容は予測しなかったことでショックだったけど…
西表島でオジサマとの同行中、長野の温泉やスキー、ご家族のことなど地元の話を色々聞いて、すっかり気を許した私。で、観光中、オジサマはご自身のカメラで写真を撮っていたのですが、写真を後で送ってくださるというので、自宅の住所のメモを渡しました。
それから数年、そんな出来事を完全に忘れた頃に届いたその時の写真。
ビックリです。
そして手紙を読んでさらにショックなことが…。
届いた封書の差出人は、そのオジサマの息子さんでした。そこには、石垣島旅行から帰った1ヵ月ほど後に、オジサマが急逝されたと書かれていました。特に何かの持病に悩まされていた訳でもなく、元気だったのに突然のことだったとの話。
息子さんは、石垣島でその日ホテルに帰ってから西表島での話を聞いたそうで、「とても楽しかった」と言っていたとか。
そうして何年か経って彼の遺品を整理していたら、封筒に入ったこの時の写真と私の住所が出て来たので送ってくれたのです。
確かこの水星逆行の間は、このエピソード以外にもちょこちょことその時期らしい出来事が重なり、星の配置がいつもよりちょっと何か特別だったような覚えがあります(具体的には思い出せずでゴメンなさい)。