奈良の飛鳥寺、日本最古の仏像はなつかしいお顔
田園風景が広がる真夏の飛鳥をぶらり
「暑いっ」と声に出さずにはいられない、うだるような暑さが続く中、サクッと1泊2日で奈良へ。
約4年ぶりに訪れた今回は、高校時代からの友人・A子に誘われて飛鳥方面をぶらり。考えてみたら修学旅行含めても飛鳥には寄ったことがなく、全く初めての地にワクワク感アップ。
1日目は、仏像好きA子が会ってみたかったという日本最古の仏像がいる「飛鳥寺」をお参り。
殺人的な暑さにつき、橿原〜飛鳥のサイクリングは断念。「明日香周遊バス1日フリー乗車券」(650円)を手に入れて、近鉄・橿原神宮前駅から向かいました。
田園風景に溶け込んだ飛鳥寺は、こぢんまりとしたたたずまい。
前から知ってる人に会ったような感覚
本堂に入り、ご本尊の飛鳥大仏(釈迦如来坐像)にご対面すると、「あれ、どこかでお会いしましたか?」というなつかしさ。それもそのはず、子供のころから歴史の教科書で何度もお顔を拝見しておりました。
テレビで見たことがある有名人に街でばったり会ったような感覚ですわ。
住職さんの話によると、こちらのお寺は平安・鎌倉時代に2度の火事に遭ったそうな。大仏は補修されつつ今のお姿に。部分的には飛鳥時代のものだとか。
境内は小さめですが、気候が良ければしばらくボーッと座っていたくなる親しみ感と落ち着き感があり、奈良的なほっこり&まったりとした癒される空気でした。
ちょっと不思議な空間が、池のほとりに立っていた郵便ポスト。なぜここにあるのか住職さんに聞いてみればよかったと、後で思いました。
ここの消印は飛鳥寺バージョンなのか、普通のなのかも気になるところ。
次回は、ぜひとも投函してみたいなぁ。
日本最古のチーズといわれる「蘇」を食す
そして、飛鳥に来たなら食べてみたかった〝古代のチーズ〟といわれている「蘇(そ)」を飛鳥寺の門前にある売店で入手。
試食の感想は、チーズというより、わずかに甘みを感じる固形の濃い牛乳。甘くない生キャラメルといった感じ。
それもそのはず発酵食品ではなく、牛乳だけを長時間煮詰めて作られたものなので。昔の滋養強壮食品ですね。
売店のお姉さまは、コーヒーや紅茶と一緒にひとかけら食べるのがオススメと言っていました。
私はビールのお供にしています。
ワインとも合いそう。