線香の香りで癒されるのは東西一緒?
長谷寺の線香が最近のお気に入り
普段から自宅で、お香として線香を焚いていますが、お彼岸のお墓参りでも線香の香りにほっこりしてます。
家で使っている線香は、色々なお寺で購入したものをその日の気分で楽しんでいます。
最近のお気に入りは先月行った奈良の長谷寺のもの。売店には線香は3種類ほどあって値段が異なるのですが、とりあえず一番リーズナブルなものを買ってみました。
コレが私には大当たりでした。
ここ数年で手に入れた中で、一番好きな香り。優しく穏やかで落ち着きます。
なんとも良いブレンド感。
家には他にも線香があるため小さい束を買ったのですが、これに関しては大箱にしとけば良かったと思ったほど。
匂いは人によって好みが違うし、その日の気分や体調によっても好き嫌いがあるので、みなさんにオススメ〜とは言いませんが、今のところこの線香を「今日は嗅ぎたくない」と思ったことがまだありません。私には久々のヒットです。
イタリアの古い町のモダンなホテルでの一夜
それで、線香で思い出したことが一つ。
お彼岸のせいか、霊モノです。
お香は部屋の浄化にも良いので、私は海外旅行にもよく持って行きます。
数年前に行ったイタリア・ボローニャへの一人旅でのこと。予約したホテルはこぢんまりとした規模で、モダンなインテリアにリノベーションされているのですが、もともとの建物は幾世紀をまたいでそうなレベルの年季が入っているものと思われました。
歴史ある古い町だし、なんとなーく、なんとなーくの予感。
特にバスルームの空気、気になりますぜ。
到着した日の夜は、さっさとベッドに潜り込んだのですが、 時差ボケのせいか変な時間に目が覚めちゃいました。
起きたついでにトイレに…と電気をつけようとしたけど、あれ?つかない。
むむ、停電? ま、イタリアだし電圧が不安定だったりするのかな?と、念のため持参していたミニ懐中電灯でバスルームへ。
また、ここでなんとなーくな感じ。
暖房を勝手につけられたり消したりの攻防戦
そして部屋に戻ってベッドに再び潜りこみ、うとうとし始めた頃に突然暖房がブォーと激しく吹き出し、叩き起こされました。
お、停電直ったのか?と思い、部屋の明かりをつけようとすると、あれれ?まだつきません。
でも暖房出てます。
音がうるさいし寒くないし乾燥しそうなので、暖房のスイッチをオフして、またベッドへ。
うとうとすると、またブォーッと暖房の音。
部屋の電気はつかないのに、暖房は動くのか…。
お時間も日本でいう〝丑三つ時〟ですし、やはりアレですかね。
「エイッ」とまた暖房をオフにし、また少ししてブォーッと再び。
これがこの晩、3〜4回は続きました。
不思議と恐怖感はなく、「こっちは疲れてるのに、何なんだよ〜っ!」とちょっと笑っちゃう感じでした。
多分、大した害はない霊で、単にイタズラしたかったのかと。
次の日も朝から忙しいし、しっかり眠りたかったので最終的に「うるさーい!」と吠えたら、その後はようやく静かになりました。
1週間の滞在なので、これを毎晩やられたらたまらんと思い、翌日から持参した線香を焚きました。
お、西のオバケも日本の線香に癒されたか?といった感じで、その後は毎晩静かな時を過ごせました。